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2015年11月29日 (日)

たんがく

蛙のことを「たんがく」と呼ぶ。

ほかに、「びきたん」や「わくど」とも。

昔、お袋が話してくれた民話にこのたんがくの話がある。


あるところに、年老いた母蛙とその息子蛙が住んでいた。

母蛙の遺言は、死んだ骸は川辺に埋葬するようにというものだった。

普段の息子蛙は天邪鬼な性格なので、どうせ山に埋めてと頼んでも、

きっと川辺に埋葬するだろうと考えた母蛙の、逆転の発想だった。

ところがこの息子蛙、根っからのひねくれ者とみえて、

「遺言くらいは聞かにゃならんばい」と、遺言通りに川辺に埋葬する。

それ故に、大雨で川が氾濫すると「母蛙が流される」と、

息子蛙は泣くのだというのだ。

それから天邪鬼なひねくれ者を、たんがくと呼ぶのだと。


その話を聞いた幼いころの俺は、、、

どれほど親不孝な蛙が多いのかと、雨の田んぼで思ったものだ。



ただこの息子蛙、遺言というものが厳粛な掟であることは

把握していたからこそ、そのことは頑なに守ったのだ、、、

母親の思いとは裏腹に。


故に、どんなに親しい間柄も、いや近ければ近いほど、

思いは交わし合わなければ、思うほどには伝わらない。

それは分かっているけれど・・・・・・

言葉に出来ない、、、情けなさ。


俺も相当な『たんがく』なのだ!

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