« 野菊 | メイン | 東奔西走 »

2017年5月19日 (金)

夢かうつつか・・・

かれこれ十数年まえ、仕事先で一人暮らしのお婆さんが、

夢物語のような言い伝えを語り出した。


そこは山の上、人里離れた辺境の地。

大昔には合戦もあったとされる、謂れのある国境だった。

仕事を終えてお茶をご馳走になっているとき、

唐突にその話が始まった。ただ、この地で半世紀以上も

暮らしている俺でさえも聞き取り辛い、ネイティブな

方言だったので、そのニュワンスを標準語的に表してみた。


「畑の向こう岸のところに木があるけど、その向こうには

 時々落ち武者が出て、こちらを伺っていたんですよ。」

「それがこのところ、どんどん畑の中に入って来て

 だんだん母屋に近づいてくるんです。」

「別に武者は怖くないけれど、子供が近づいて来て、

 いろいろ悪戯するので、それが困っているんです。」


そんな話を淡々と真顔で話され出した、、、真顔で。

落ち武者と子供の関係性も分からないし、夢で無いとしたら、

この先どうなることかと心配にもなるし。


どうやら縁側にまで迫ったところで、祈祷師に頼んで

お祓いをしてもらい、事なきを得たというのだ。




そんなことを忘れていた昨年末、あるお客様宅で、

不思議な話を聞くことになった。

西南の役で、薩摩兵は福岡県には入ってはいないと

言われているが、実は福岡南筑後地方にも、

たくさんの落ち武者伝説が語り継がれているというのだ。

現に、薩摩兵が付けていたと見られる甲冑や武具も

多く出土していると力説されるのだった。


事の真相は分からない、、、ただ、あのお婆さんの話が、

やけに耳について離れない。

 

 

 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.bbiq.jp/t/trackback/605037/34060622

夢かうつつか・・・を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

時計

アクセスランキング

福岡の天気
ガソリン価格

gogo.gs
野菜today
フォトアルバム
Powered by Six Apart
Member since 02/2013