カテゴリ「入院日誌」の記事 Feed

2017年3月 1日 (水)

逝去

お袋の入院は41日目で幕を閉じた。

安らかな最期だったと信じたい。


今は、、、ここまでにしたい。

2017年2月27日 (月)

お袋の入院40日目(転院27日目) ~お風呂~

入院40日目にして初の入浴、、、驚きである。

早朝に病室を訪ねた俺には何が何やら。

すでにお袋は病室にはおらず、

待てど戻らぬゆえに、仕事に帰る。


後で妹や弟の話だと、久しぶりのお風呂に

満足げなお袋の様子に安堵。


されど夕方病室を訪れると、不安な話を聞く。

夕べお袋は、2度も点滴の針を自ら抜いたのだという。

認知症も少し進んだか?不安の種が一つ増えた。

2017年2月26日 (日)

お袋の入院39日目(転院26日目) ~夢うつつ~

日曜日の今日は、早朝から病室に入り浸り。

午後には、姪っ子が子供を連れて見舞ってくれた。

ほとんどの時間、夢うつつをまどろうお袋だが、

このひ孫の見舞いには大いに喜び、満面の笑みで迎えた。

しかしながら、当の曾孫はおっかなビックリの表情で、

曾婆ちゃんの歓迎ぶりとは若干の温度差が否めなかった。

それでも帰り際には、ハイタッチを披露してくれたひ孫に感謝!



夕方には、痛みと怠さを訴えるお袋に、緩和策を講じて頂いた。

随分と楽な感じで眠りにつくも、3時間ほどで目覚めると、

今度は咳込む始末、、、咳止めを処方して頂く。

度々の咳込みと続く微熱から、肺に水が溜まっている

可能性を示唆される、、、誤嚥からの症状か?

不安は尽きないが、ここはホスピス。

冷静な判断と、適切な対処療法で事に当たる構え。

粛々と、、、整然と。

 

2017年2月25日 (土)

お袋の入院38日目(転院25日目) ~週末~

取り敢えずの安静を保つお袋。

朝は目覚めもよく、みかんを少々食したらしい。

微熱も37度0分だったし、まずまずである。


週末はスタッフさんの人数も少なめ。

他の病棟の看護師さんの応援もある。


それでも手厚い看護に質の低下は無い。

さすがであると同時に、ありがたい。


夕方、はじめて痛みを訴えるお袋。

はたして何処の痛みなのかは見当もつかないが、

ごく軽めの沈痛剤を注射して頂く。

同時に、痰の吸引をそろそろ準備して頂いた。


それでも、お袋が嫌がることはしない、、、

そこはスタッフさんにも浸透している。

万全を期して臨む、、、

俺なりの覚悟を胸に。

2017年2月24日 (金)

お袋の入院37日目(転院24日目) ~悼む~

昨日の言葉のことが気になり、今朝は早出をした。

午前9時半には病室へ、、、平然と眠るお袋。

いつもの感じで、いつもの所作で場を繕う。

そのことが何よりも嬉しいこと。

今日もどうにか生かされている。


午後、仕事を終えて駆けつけた病室。

ドアーに手をかけようとすると、

廊下の先に妹の佇む姿、、、そして手招き。


病室では病衣替えの最中とのこと。

実はその少し前から、病室に居たたまれずに、

廊下のソファーで佇んでいるのだという。


お隣がにわかに騒がしくなったかと思うと、

女性の慟哭と嗚咽が響いたのだと。



その場に居合わせなかった俺には、

計り知れないほどのショックが

妹を襲っていた。

それは、我々も通るであろう、

少し先にある風景なのだ。


今は、この病室でスヤスヤ寝息を立てるお袋。

明日はどうなるか?それは、神のみぞ知る。


隣の住民の安らかな旅立ちを祈り、

心から哀悼の意を表したい。

2017年2月23日 (木)

お袋の入院36日目(転院23日目) ~うわ言~

時おり目覚めては、何やら囁くように呟くお袋。

相変わらずの微熱に咳込む姿、、、

ここ数日はこのような毎日の繰り返し。


よく眠っているお袋の横で、

いつものよもやま話で場を紛らす妹弟。

それを聞きながら、お袋を見守る俺。


不意に目覚めたお袋が、、、

「寝てばかりは、もうきつかぁ。」

はっきりとした口調に、皆驚く。

そしてまた、ゆっくりと眠りについたお袋。


初めての弱音ともとれる言葉の投げかけに、

唖然として口をつぐむ一同、、、時が暫し凍りつく。



もちろん、身体は辛いに決まっている。

そうなることも分かってはいた。

でも、、、お袋の口から出た言葉を聞けば、

さすがに身震いする、、、怖いほど。


どうする?どうすればいい?


うわ言なれど、心乱れて。

2017年2月22日 (水)

お袋の入院35日目(転院22日目) ~顔色~

相変わらず眠っている時間が長いお袋。

点滴針の挿入箇所もなかなか定まらず、

手は腫れあがり、液漏れの後が滲んでいる。

それでも何とか事なきを得る、、、まずまず。


夕方には微熱が出ることも多いが、今日もそうだった。

アイスノンを後頭部と脇の横に当てて、解熱を促す。

抗生剤と解熱剤の投与も成されていた。


数日前から、顔色が徐々に浅黒くなりだした。

肝機能の衰えが否めない、、、仕方がない。

 

2017年2月21日 (火)

お袋の入院34日目(転院21日目) ~声掛け~

寝ていることの多いお袋に、どのタイミングで声掛けしたらいいのか?

そんなことを考えるのに、十分な時間が与えられるほど、

お袋の沈黙は長くなっている、、、思いのほか。


それでも時おり目覚めては、少しだけ何かを所望し食す。

看護師さんに体位変更をして頂くほかは殆ど、

体を動かす素振りは見せ無くなってしまった。

いったい何を思っているのだろうか?


看護師さんによると、、、

深夜巡回に行くと、お袋が目を見開いて、

宙を見ているのだという。


こころが締め付けられる、、、

 

 

2017年2月20日 (月)

お袋の入院33日目(転院20日目) ~落ち着き~

もちろんお袋の病状に、好転の兆しが見えた訳では無い。

ただ、落ち着いている、、、それだけのこと。


それでも奇跡を信じない訳では無い。

万分の一でも可能性は感じていたい。


今のお袋は、点滴が上手く入らない。

食事が思うほど摂れていない。

でも、生きて行ける。


もう神頼みでも何でもいい、、、

今の落ち着いた状態を少しでも長く、

俺たちに見せつけて欲しい。

2017年2月18日 (土)

お袋の入院31日目(転院18日目) ~復活?~

今朝は、どうしても外せない仕事で、

病室には午前11時を回って駆けつけた。


仕事中も、、、実は昨晩から気が気では無かったのだが、

お袋の今朝は嘘のように穏やかで平穏、、、安堵した。


熱も平熱に下がり食欲もあって、リンゴムースを完食。

大好物の生菓子も食し、美味い美味いを連発した。



夕方、昔ばなしに花を咲かせるお袋と妹。

突然にお袋が、、、


「30過ぎで生んで、ごめんね」


そんな言葉を口にした、、、少しの間があいて妹が、


「お父さんとお母さんの子供で良かったよ!」



余命宣告一ヶ月が、ちょうど今日。

復活の日が、奇跡への一歩となりますように。

2017年2月17日 (金)

お袋の入院30日目(転院17日目) ~不安~

昨日の夜から体温上昇が認められ、一時38度5分ほどにまで。

今朝は目覚めることは無く、表情も強張っている感じがした。


お昼時、僅かな時間目を見開くが、反応はなく食事もせず。

明らかな体力の衰えを感じる、、、呼吸も浅く弱い。


夕方には3兄弟が揃い、ベッドの脇を固めた。

肩で呼吸をし、口が開くから喉が渇く。

時おり呼び覚ましてはお茶を差し入れる。

お袋のタイミングでゆっくりと飲んで貰う。

誤飲しやしないか?、もっとも緊張する瞬間。

何とか今度も喉を潤おせた、、、よかった!



残された時間は、そんなに多く無いことを感じる。

明日の夜は、俺が泊まり込む予定。

2017年2月16日 (木)

お袋の入院29日目(転院16日目) ~胸騒ぎ~

昨日とは打って変わって、今日は氷とお茶以外

何ひとつ口にしないお袋。


生命線である点滴のポイント入れ替えが難しく、

やっと刺せたのは左手甲の血管、、、窮屈そうにも見える。


今日のお袋は、微熱と平熱を繰り返し、

意識も混沌としている時間が長くなっているようだ。

転院して初めて、身体の辛さをはっきりと訴えたため、

怠さをやわらげる注射をお願いした。


これからは寝ている時間が長くなるのだろうか?

意識がなかなか戻らない、話も思うに任せない。

それでも、苦痛が少しでも和らぐのであれば、

迷うことなく、そちらを選択するべきなのだろう。


今はまだ、苦痛に眉をひそめ、眉間にしわを寄せるような、

そんなひっ迫した状況のお袋では無い。

ただ少しずつ、でも確実に病状は進んで行く、、、


胸騒ぎの夜は長い。

2017年2月15日 (水)

お袋の入院28日目(転院15日目) ~食欲~

今日のお袋はご機嫌宜しく、特に夕食は良く食べた。

それだけではなく、妹の旦那さんや姪っ子も面会に来てくれたり、

普段よりは賑やかさが増した病室が和んでいた。


点滴などの交換、体位の変更、ゴミの回収、お茶入れなどなど、

スタッフさんの行為に対し、いちいち「ありがとう」を返すお袋に、

満面の笑みで「どう致しまして」をくれる皆さんに感謝。

テレビも見ないお袋の為に流しているオルゴールのBGMは、

意外にもスタッフさんに好評で、癒しになっているという。


いろんな相乗効果で、奇跡でも起きやしないか?

そんな気にもなる、、、今日のお袋の食欲だった。

2017年2月14日 (火)

お袋の入院27日目(転院14日目) ~起伏~

朝のお袋は睡魔の中、、、なかなか目覚めようとしない。

そのまま看護師さんにお任せし、午後の訪問を告げておいとま。


バレンタインデーの今日は、スタッフさんからチョコレイトの差し入れ。

お袋も一粒頂いて、ご満悦だったとは妹からの報告。


久々に忙しい一日だった俺が、病院に駆けつけたのは午後の5時過ぎ、

其処にはすでに妹がいて、朝には無いほどに元気なお袋の姿。


今のお袋の状況は分からない、、、だから悩ましい。

2017年2月13日 (月)

お袋の入院26日目(転院13日目) ~music~

大好きなテレビを見ることもせず、

ただ天井を見つめてるだけのお袋。

話し掛けには応えるけれど、耳も遠いから

的外れなこともあるが、意識はしっかりしている。


そんなお袋に、部屋の雰囲気を少し変える意味合いもあり、

オルゴール音楽のCDを、滞在中はBGMとして流している。

たぶん聞こえてはいないだろうが、不思議に落ち着いて見える。



昨日の夜、、、じゅくそう防止の体勢変更の際に咳込んで、

はじめて息苦しさを訴えたと看護師さんから報告があった。

酸素吸入量を少し増やすことで、今のところは落ち着いている。

状況はほんの少しずつ、ゆっくりと衰弱の方向へ傾いて行く。

酸素吸入や音楽の力でも、穏やかさが保たれない明日ならいらない。


それでもやって来るんだな、、、その時が。

2017年2月12日 (日)

お袋の入院25日目(転院12日目) ~ほぼ一日~

朝10時前から夜7時まで、、、ず~っと病室にいた。


お昼はデザートの、リンゴのムースをスプーン3杯ほど。

後は俺が完食!


夕食は豆腐を少しと挽き肉をスプーン一杯、

それとデザートのチョコレイトムースを

スプーンで4杯、、、良く食べた方。


病状は進んでいる、声の張りが無い。

微熱も37.5℃、、、微妙な数字。


看護師さんも、足しげく病室に訪れる。

意識のレベルも落ちているように見える。



もう、どうにもならないのか?

その時が、近づいているのか?

考えられない、、、今は。

2017年2月11日 (土)

お袋の入院24日目(転院11日目) ~団らん~

祭日の今日は、朝から病室に入り浸り。

微熱のせいか、やたらと時間を気にするお袋。

午後には弟夫婦と妹も合流し、お袋を囲んで賑わいが増す。


妹弟たちの話に耳を傾けつつも、お袋の手を摩ってみる。

黙って天井の一点を見つめていたお袋が、、、

「今、何時ね?」

そう呟いて、大きく目を見開く仕草。

「そろそろ夕方の4時よ!」

俺が耳元に囁くと、安心したように、、、

「そうね!夕方ね、天気の良かねぇ~」



お袋の今は、予断を許さないほどの状態。

されど、今日の団らんが続いて欲しい、

そう願わないではいられない思い、、、

この願いがいま少し叶うを信じて。

 

2017年2月10日 (金)

お袋の入院23日目(転院10日目) ~咳~

少し前から、弱々しい咳が出ていたのは分かっていた。

今日はその回数が増えていて、息苦しさもあるような気がした。

早速対応をお願いした。


ここまで、ほぼ寝たきりの状態ではあったが、

ほんとうに穏やかな入院生活であった。

ただ、ずっとこのままでは無いこも分かっている。


今日のところは、対処療法のおかげで治まった。

スヤスヤ寝息のお袋を看護師さんにお任せして、

病室を後にした。

2017年2月 9日 (木)

お袋の入院22日目(転院9日目) ~誕生日~

今日はお袋の、87歳の誕生日、、、おめでとう。

病院スタッフさんからのサプライズで、

HAPPY BIRTHDAY斉唱のプレゼント!

記念撮影と生花を添えての持て成しに、

お袋も甚く感激したとのこと。

その場に居合わせた妹と弟の嫁も、

口をそろえて感謝の念を表していた。


後に駆けつけた俺に、満面の笑みを見せてくれたお袋。

俺の方こそ、誕生日まで生きてくれてありがとう。

だけど、、、もう、我慢はいらないよ。

我がままでいいんだよ、、、俺たちが受け止めるから。

2017年2月 8日 (水)

お袋の入院21日目(転院8日目) ~お元気で~

今日は、眠い眠いの一日だった。


姪っ子が、ひ孫の写真をパネルにして

病室に飾りつけてくれた。

束の間のお目覚め時に、貼られたパネルに目をやって、

ひ孫の写真に目を細め、それからゆっくり眠りにつく。



身体は怠いに決まっているが、けっしてそれを認めない。

ただ、苦痛に歪む顔は無いから、痛みはまだ無いのかもしれない。


仕事があるので、また夕方来るからを告げるとお袋が、、、


「ありがとうございました」

「お元気で、、、バイバイ」


そんなこと云うから暑くもないのに、

目に汗が入って、沁みるじゃないか weep

 

2017年2月 7日 (火)

お袋の入院20日目(転院7日目) ~それぞれのケアー~

お袋の今日は、些か意識もうろうとしていて、

意思疎通の滞る場面がある一方で、

そこそこ食事を摂ってみたり、

パッチリ眼で昔ばなしに興じてみたり、

感情の起伏が激しい一日となった。



午後、、、主治医の先生からお話があった。


お袋の現状とこれからのことの確認事項について。

対処療法・緩和ケアーの意味についてのレクチャー。

そして、患者さんのみならずその家族を含めた

心のケアーの重要性について、淡々と話は進んだ。


話し込むこと約2時間。

俺の心の琴線に触れるような問いかけに、

堰を切ったかのように、言葉が溢れ出て、

深層心理をさらけ出すようなうねりを覚えた。


弟は沈黙し、妹は目に涙を浮かべて嗚咽した。

主治医はさすがに平静だったが、

「今日お伺いしたお話は、過去に数例しかないような

 稀有な体験談でした。」

そう云ってカウンセリングしてくれた。


終末期医療の緩和ケアーの意味が、

少し分かった気がした。


2017年2月 6日 (月)

お袋の入院19日目(転院6日目) ~重い瞼~

昨晩もよく眠れたとだけ言い放ち、

お袋は重い瞼に逆らうことをあきらめて、

スヤスヤ寝息を立て乍ら、気持ち良さげに

眠りについた、、、お昼前まで、ぐっすりと。


昨日と同じ今日のようだけど、そのことが嬉しい。

お袋を囲んで、これほどまでに兄弟3人が集い、

連日歓談するなんて、かつて無かったこと。


時が、ゆっくりゆっくり流れて行く。

重い瞼が開く頃、お袋の目には

3人の顔が飛び込んで来る。

笑みを浮かべたその表情が見たい、、、

ただそれでけでいい。

 

2017年2月 5日 (日)

お袋の入院18日目(転院5日目) ~日曜日~

今日はお休みだから、朝から夕方まで病室で過ごした。

ウトウトすることの多いお袋だったが、

思いのほか食事も摂れた。

午後には孫・ひ孫の襲来もあり、

楽しくも騒がしい日曜日となった。




7日(火)に主治医から現状と今後のことで
話があると、

その予定確認の返事を求められた。

7日と云わず、明日でもいいと即答した。


転院前、総合病院の主治医からは
余命1か月を宣告された。

転院直後のお話では、もう何時急変して危篤状態になっても

おかしくはない、、、そんな状況であると告げられている。


このうえは、どんなお話を聞くことになるのだろうか?

お袋の状況は、この穏やかな今は・・・。


もう何処にも、逃げることなど出来はしない。

ただ、粛々と。

そして、、、淡々と。

2017年2月 4日 (土)

お袋の入院17日目(転院4日目) ~食べてない?~

今朝は、ほとんど平熱の穏やかなお袋で、、、おはようございます。


変わらず食事には箸を付けないと云うので、

取り敢えず「アイスクリームはどうね?」と尋ねると、

「食べようかね!」

スプーンに僅かではあるが、お代わりを三度。

まぁ、何も口にしないよりはましかな?


夕食時に面会した弟から連絡が入る。

「お袋がおかずを食べよるよ、、、少しずつ。」

お粥にも手を伸ばしたらしい。

喜ぶべきこと。それにしても、看護師さんによれば、

どうやら先日から少しだけ食していたらしいのだが、

「入院してからは、何も食べとらん!」

その一点張り、、、流石である (-_-;)

この先に。

お袋の病室は3階、、、長い廊下の丁度中ほどの部屋。

この階の病室すべてが緩和ケアー専用ルームになっている。


お昼前に着替えやタオルを届けに行くと、

二つ隣の部屋から、すすり泣きながら出て来る人達。

すれ違う男の子の嗚咽、肩を抱かれて放心状態の女性。

少し遅れて出て来たスタッフさんの、沈痛な面持ち。


お袋の部屋の前、、、コンコンと2度、ノックする。

返事は無いが、スヤスヤ寝息に、、、ホッとした。

2017年2月 3日 (金)

お袋の入院16日目(転院3日目) ~甘いもの~

血糖コントロールがなかなか整わない中、

ほとんど食していないことを憂慮し、

好きなものを少しでもの希望を込めて、

子供のころからの大好物である

生和菓子を買ってみた。


現物を目の当たりにしてお袋の表情も

少し和んだようで、、、

「ちょっとだけ食べてみよか!」

ほんの僅かを3度、スプーンに載せられた生和菓子の

断片を食して一言、、、

「美味かねぇ~」



抗生剤の点滴投与で、発熱は一進一退を繰り返す。

痛みはないですか?の問いに、首を横に振る仕草に

偽りは無さそうだが、身体は依然として怠そうだ。

意識はしっかりしているが、声に張りが無くなった。


昨日と今日は、妹と二人で約4時間お袋に寄り添った。

明日は少しばかりの仕事があるけど、許す限り傍にいる。

許可を願い出れば、病室に泊まり込むことも出来るらしい。


まずは明日、、、そしてまた、その明日。

Images

            ~生和菓子 Google検索 参照~

2017年2月 2日 (木)

お袋の入院15日目(転院2日目) ~お見舞い~

今朝早く、様子を伺いに病室へ。

どうやら昨晩、38度を超える高熱を発したものの、

解熱処置が功を奏し、朝には平熱にまで下がったという。


敗血症などの感染症を少しでも抑えるべく、

抗生物質入りの点滴も始まっていた。



午後、50余年ぶりの面会を控えていたので、

容態の安定はこの上ない幸運なことだった。



その方は、父方の従妹さん御夫婦、

むかし親父とお袋がお世話になった、

数少ない大切な親戚なのだ。


恐縮しきりのお袋も、むかしのことを思い出したのか、

お二人がお帰りになった後も、従妹さん家族との

共同生活を懐かしんで、目を潤ませていた。


親戚という縁に、感謝感謝、、、感謝である。

2017年2月 1日 (水)

お袋の入院14日目(転院1日目) ~転院~

空気は冷たく曇り空の中、総合病院の救急車で一路

転院先の病院へと急いだ。

受け入れは殊のほかスムーズに進み、すぐに病室へ通された。

西向きに窓があり、8帖ほどのこじんまりとした個室だった。


程なく主治医と担当看護師、そしてソーシャルワーカーさんから、

それぞれの立場からの入院に関する心構えと事務手続きの説明が。


いろいろを済ませ病室へ戻ると、落ち着いた様子のお袋に安堵。

アイスクリームやみかんゼリーを所望するほどの気力もあり、

移動による疲労を懸念していたが、さほどの負担は無かったようだ。



それでも此処は、緩和ケアーのホスピスであると云うこと。

いつ何時容態の急変があっても不思議では無いと云うこと。

その覚悟を決めた、転院の一日目だった。

2017年1月31日 (火)

お袋の入院13日目 ~転院予告~

今朝は月末と云うこともあり、事務関係で忙しくしていた。

銀行で、携帯電話がいつものポジションに無いのに気づく。

洗面所の何処かに置き忘れたことを思い出したので、

もう一軒の訪問を後に回して、帰宅の途についた。


帰り着くなり、洗面所の携帯電話のもとへ急ぐ。

幸いにも、病院からの緊急電話は掛かっていない。

と、、、このタイミングで病院からの着信が入る。

主治医の先生から、現在の病状報告と転院手続きの

状況を医療相談員から連絡させる旨のお知らせだった。

余りにも絶妙なタイミングに、ドキドキと安堵感が入り混じる。


そして間髪入れずに今度は、家の電話に病院から着信。

医療サポーターからの電話は、転院の準備が整ったとの報告。

本人と家族の同意が得られれば、明日にでも、、、

矢継ぎ早に感じたので即答を避け、

兄弟と相談の上折り返すと告げて、電話を置いた。


文字道理に膝突合せ、胸襟を開いて忌憚のない話し合いをした。

結論は、お袋の明日の状況を最優先にしながら、

可能であれば転院を受け入れることにした。

転院を勧めるくらいだから、それなりの時間は残されているはず。

今より少しでも、快適な状況を確保出来るであろうことを信じて、

そのことだけを、ただひたすらに願っての同意だった。

お袋の入院12日目 ~酸素投与~

孫の面会で気分を良くしたお袋だったが、

昨晩から、鼻カニューレで酸素投与始まっていた。

採尿バッグも付けられていて、少し窮屈そうだ。

微熱も変わらずにあり、解熱シートが手放せない。

頑張って元気を装ったのか、少し反動が出たようだ。


食事は出されていたのだが、殆ど手つかずだったようで、

今朝にはお袋が、食事はいらないと断わりを入れたらしい。

その旨を確認すると、、、

食欲が湧かないし、食べても戻しそうだからと云う。

喉を潤す温めのお茶が、唯一口から入る物になる。


確かに状況は、日を追うごとに少しずつ悪化しているようだ。

積極的な延命治療を願わなかったことの判断が

正しかったのかどうかは分からない、ただ、、、

お袋の今を大切にしたいと願う気持ちはそこにある。

ただそのことのみを思い、明日の奇跡を希う俺がいる。

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